間愛のつめかた

何を言っても離してもらえなくて、

大好きな円士郎にこんな風にされて、私はどうしたらいいのかわからなくて、困ってしまって──


そうしたら、


「俺にこんな風にされるの、苦手か?」

円士郎が突然そう尋ねてきて、私はびっくりした。

「本当は嫌なのに我慢してるんだったら、ちゃんと言えよ」

円士郎は私を後ろから抱きしめたまま、心配そうな口調で私の耳元にそう囁いて、


「俺はお前が好きだ。
お前のことが、この世で一番大事だ。

お前が嫌がることはしたくねえ」


優しい円士郎の声を聞いて、胸がいっぱいになった。


ああ、私……

こんなにも、円士郎に大切にされてる──


そう思って、

私を抱っこしてくれる腕を、必死に握った。