間愛のつめかた

円士郎が私の手を握って
「冷たいな」なんて優しい声で言って微笑んで、


「寒いだろ」


って声と一緒に私は引き寄せられて、


円士郎に後ろから抱きしめられて、
彼の膝の上に乗っけられて、
後ろから円士郎に抱っこされて、

そのまま、彼は手酌でお酒を飲み始めてしまって──


私は一気に緊張して頭に血が上って、真っ赤っかになってしまった。


心臓がどきどきして、

頭の中がぐるぐるして、

何の話をしていたのか、
しようとしていたのか、
全部忘れてしまった。


エンのばか。