間愛のつめかた

子供じみた独占欲だとどんなに笑われようが、こればかりは広い心を持つことなどできない。

紆余曲折を経て、長い道のりがあったからこそ──

今の俺にとって留玖は、結城家にいた頃より遙かに大事な大事な宝物だった。


俺の側室となって、誰も留玖に手出ししてこないと頭ではわかっていても、


留玖と引き離された時の記憶は、俺の中に深く刻まれていて

もう誰にも渡したくない、と思う。



やっと俺だけのものになったんだ。

留玖は俺のだ!



できることなら、他の者の目に触れぬよう大切にしまいこんでおきたくて──



俺の小姓や小納戸役までが留玖に見とれるのを目にして、

ついにどこかの町奉行のように胃痛がしそうになった俺は、留玖に男装するよう命じたのだった。



「そいつぁ──天晴れな惚れっぷりだな!」


話を聞いた青文は案の定、抱腹絶倒しやがった。