「更におつるぎ様は殿や冬馬殿と一緒に、武芸だけでなく男のように学問も修めたと聞いているが……」
「あ、それは──道場を継ぐことができるよう、父上は私を男子としても届け出ていたので。
それで男のように育てて下さったのだと思います」
「ふむ」
生粋の武家の令嬢は、私の向かいで微笑んだ。
「おつるぎ様は農民の出と言え、そこらの武家の娘と比べてもなんら遜色ない──どころか、遥かに高度な御三家の英才教育を受けた──れっきとした才女だ。
砂倉家の側室として、何も気後れする必要はないし、
砂倉家の血筋を引く殿に対しても、『遠慮』などしなくていいと思うけどね」
どうやらさっきの私の呟きは、亜鳥に聞かれていたようだった。
「あ、それは──道場を継ぐことができるよう、父上は私を男子としても届け出ていたので。
それで男のように育てて下さったのだと思います」
「ふむ」
生粋の武家の令嬢は、私の向かいで微笑んだ。
「おつるぎ様は農民の出と言え、そこらの武家の娘と比べてもなんら遜色ない──どころか、遥かに高度な御三家の英才教育を受けた──れっきとした才女だ。
砂倉家の側室として、何も気後れする必要はないし、
砂倉家の血筋を引く殿に対しても、『遠慮』などしなくていいと思うけどね」
どうやらさっきの私の呟きは、亜鳥に聞かれていたようだった。



