「碁にしましょう! 碁に!」
「むう……殿には好評だったのだがな」
私の顔色を見た亜鳥はがっかりした様子で、がさがさと絵図をしまって溜息を吐いた。
「帰りに結城家に寄って、雪丸殿に差し上げるかな」
「だ、大体、それって双六は双六でも絵双六(*)じゃないですか」
「そうだが……」
亜鳥は私にしげしげと視線を送った。
「おつるぎ様は囲碁や将棋だけでなく、双六もできるのだな」
「はい。まあ」
「私も幼い頃から、家老家に生まれた娘の教養として(*)教え込まれたよ」
(*絵双六:現代のスゴロクとほぼ同じもの。江戸時代に様々な盤面が生まれた)
(*教養として:将棋・囲碁・双六の三面は、貴族を中心に大名家など昔の上流階級の令嬢の教養でもあった。
ただし双六と言ってもこっちは現代のスゴロクじゃありません。バックギャモンに似た、サイコロと白黒の石を使った戦略ゲームの盤双六というもの)
「むう……殿には好評だったのだがな」
私の顔色を見た亜鳥はがっかりした様子で、がさがさと絵図をしまって溜息を吐いた。
「帰りに結城家に寄って、雪丸殿に差し上げるかな」
「だ、大体、それって双六は双六でも絵双六(*)じゃないですか」
「そうだが……」
亜鳥は私にしげしげと視線を送った。
「おつるぎ様は囲碁や将棋だけでなく、双六もできるのだな」
「はい。まあ」
「私も幼い頃から、家老家に生まれた娘の教養として(*)教え込まれたよ」
(*絵双六:現代のスゴロクとほぼ同じもの。江戸時代に様々な盤面が生まれた)
(*教養として:将棋・囲碁・双六の三面は、貴族を中心に大名家など昔の上流階級の令嬢の教養でもあった。
ただし双六と言ってもこっちは現代のスゴロクじゃありません。バックギャモンに似た、サイコロと白黒の石を使った戦略ゲームの盤双六というもの)



