化学室のノート【短編】




「あ………」




いつかの無愛想だ。




そして私は
その手に握られているノートに




目を見開いた。




「あ………
そ、それ………!!」




震える声が
化学室の中に響く。




なんで。




なんであなたが
そのノートを持っているの。