こうしてノートを使って話しているから特別なんだ。 あのひとがどこの誰か分かってしまったら、 きっともうノートを使って会話することなんてなくなる。 たとえ、会った後にまたノートで話したとしても…きっと印象は変わっちゃう。 「もう少し、 このままがいいな」 願わくば、 春が来て三年にあがるまでは。 そっと、 目を閉じる。 この声は、あなたへの想いのようだ。 切ないような、 それでいてもどかしいような、 心を締め付けるような声色。