Beautiful Woman

急いで靴に履き変え、外に出ると校門の方がやけに騒がしいのに気がついた。

「何かしら?」

確か昂は校門のあたりで待っていると言っていた。

校門に向かって歩いて行くとそこには大勢の女子の塊が。しかも、昂は見当たらない。だか、群れの中からは昂の声が微かに聞こえる。
いろいろと考えているうちに男性が出て来た。もちろん昂である。

「凜?遅いぞ」


「・・・・そっちが私日気がつかなかっただけでしょ?」


「あーごめん」


ハアとため息を漏らした。
「いいから行きましょ?」


周りの女の子達は声を掛けることはできない。二人が余りにもお似合いだから。凜は少しオシャレをしているため、さらに美しさに磨きがかかっていた。

また、昂も同じである。