私の通う高校は有名な進学校。先生はうるさいし、甘いもの食べなきゃやってられないわ。



それにしても今日のケーキ楽しみっ。
あいつ料理は上手いんだから。



思わず微笑むと周りはとても静かになった。




彼女はとても美しいのに、その笑みが加わると、さらに彼女の美しい姿に周りは魅入った。







そう、彼女はとても美しかった。綺麗や可愛らしいでもなく美しいのだ。また、文武両道で彼女、いや、女はこの学校の「姫」と呼ばれていた。









だが、女は出会う。もうすぐに。





「女の運命の男」と。









この時は、まだ誰も知らなかった・・・・・。