置いたと同時に私は由美に押され、床に倒れてしまった。



「言ってること分かんないの?」




いつもなら佐恵が助けてくれた。
でも今日は助けてくれるはずがない。


自分でなんとかしなきゃ。



私はすっと立ち上がり、由美にこう言った。



「私はここに居たいの。私が嫌なら由美がどっか行けばいいじゃん。」



私がそう言い終えた瞬間。
頬が熱くなった。


由美が私を叩いたのだ。




「お前…分かんねーの?みんなお前なんか邪魔だと思ってんだよ!!そうでしょ?」



由美はクラスのみんなに問いかけた。


『………。』

もちろんみんな何も言わない。