「ごめん。辛い事言わせて…」



佳香のお母さんも病気なんだ…



佳香は持っていたタオルで


顔を抑えながら泣いていた。




「ううん。大丈夫。こっちこそこんな話してごめん…



同情求めてるみたいじゃんね。」


と言って佳香は笑った。


でも、全然楽しそうじゃない。




だって悲しい目してる。





私はこんな笑顔を何回も見てきた。




私は今日は帰った。



そして佐恵にメールした。



(佐恵ー(T-T)今日病院行ったんだよお……)




でも、佐恵からの返事は無かった。