この作品を【短編】でなく【番外編】と分けた理由は、本編の重要点とあまり触れていないからです。



作中の通り、実は[柚川直哉]は子供の頃から[梨木めぐみ]に恋心を抱いていたのです。

しかし、梨木は樫家に想いを寄せており、自分は梨木の良き[恋の相談役]という立場でした。

当然、梨木は自分の想いに気付いておらず、柚川自身も[自分は樫家には適わない]、と負け腰で半端諦めています。



そんな彼も一年前、明に


「一方通行の恋でもいいから、もっと素直になるべきだ」


とアドバイスされます。




しかし、それでも柚川の考えは変わらず、[梨木は自分よりも樫家といた方が幸せなんだ]と結論付けで、梨木と[兄妹]という関係を壊さず、梨木が樫家と[兄妹]の壁を越えた関係になろうとしていることを応援する立場になると決意します。






と言った感じの物語。


柚川もなかなか妹想いな[お兄ちゃん]なんです。






ちなみに、本編で何度か触れましたが、柚川は[聖光院生]の兄弟では『次男』(上から二番目。長男は榊原)という立場なんです。


何気に柚川は、あの樫家よりも[お兄ちゃん]なんです………(笑)






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