君のことを想いながら

僕は、その後もヨクが《不幸》を集めるのをただ見ていた。


見ている内に、気持ち悪かった光景に慣れていく自分がいた。


「これくらいかな。ねぇ、レイ。本当にいいの？は？もう日が落ちるよ。」


「うん。少し早いけど戻る？？」


「そうだね。」


僕とヨクは、集合場所まで飛んだ。


「ヨク。場所って…」


あれ…返事がない…。


僕は、ヨクよりも早く飛んでいたせいでヨクがいなくなったことに気付かなかった。


「あれ？ヨク…どこ行ったんだ？？」


僕はヨクを探した


「ヨクー!」

「ヨークー!」


僕は、近くを探し始めた。


「そんなに遠くに行ってはいないと思うんだけどなぁ…」


僕は、首をかしげた。


疲れたので高いビルから探そうとしたときヨクを見つけた。


ヨクはビルが立ち並ぶところにある公園の上空にいた。