『最初からそう言えよ‥』


大きな傘に
俺と君は入ったね


まるでカップルのように‥


俺はそっと
君の目から流れる涙を
拭き取った


ごめんな‥ごめんな‥


もっと早く涙を
拭いてやれば良かった‥


俺の中から切なさが
込み上げてきて


『なんで‥なんでいるの?』


懐かしい君の表情には
うっすらあの日常がいた


帰るべき日常が‥


俺は君に
全てを打ち明けたよ


嘘 偽りのない
全てを‥