「…菜摘がやったとか、言わないでよ…?」
「え、うん。言わない言わない。」
そんなに焦られたらわかる。
「…菜摘に殴られたんだ。」
「違う違うっ!!」
「何で殴られたの?」
「………。」
何故黙る、神谷。
どうせ、私の事で菜摘がキレて「テメェのせいだ」とか何とか言って殴りかかったに決まってる。
「はぁぁぁ…。簡単に想像できるから嫌だよ…。」
「でも、悪いのは本当に俺だし。…赤木サンって友達思いだよね。」
「…うん。でも、ちょっと激しすぎ。」
赤紫になった神谷の腕にそっと指先だけで触れてみる。
神谷は少し驚いた顔で私を見た。
「…痛い?冷やす?」
「ううん。痛くない。それよりさ……なんか、カップルっぽいね。」
「は!?バカじゃない!?」
神谷の言葉に赤くなってる私もバカだけど。

