きっと好き

………‥
…‥








「洗いまーすっ」


私が鞄を使うと言ってからずっと上機嫌な神谷がお茶碗を洗うために腕捲りをする。




ふと、気づく。
神谷が制服だということに。

学校終わって、買い物して、そのまま来てくれたのか…



あれ……?

ちょっと、嬉しい…かも。


神谷が本当の彼氏なら、嬉しくて抱きつくくらいの事はしたのだろうか…?


わかんない。

だって、男の人と付き合ったこと、無いもん。








「…手伝う。」



抱きつくのは違うと思ったから、後片付けを手伝う事にした。



「じゃあ、乾燥機に食器入れる係ね。」



そう言われて神谷の右手に回って驚いた。



「…神谷、どうしたの?それ。」



右腕に大きな打ち身。



「ん?これ?これは今日、赤木サンが…」


そこまで言って、神谷が“しまった!”って顔をした。