「…ねぇ、なんでお粥じゃなくて雑炊を作ったの…?」 私はお粥が嫌いだ。 お米がベチョベチョで気持ち悪い。 「美緒チャンが、『作るなら雑炊を作ってあげて』って。」 「そっか…」 さすが美緒。 「いただきます。」 あったかい。 美味しい。 お母さんの雑炊に少し似ていて 目に涙がたまる。 「どわっ!!マズイ!?」 あたふたする神谷を見て 「……ぶっ」 思わず吹き出した。 「……あは、あははっ」 すると神谷も笑い出して 凄く、温かい気分になった。