「……ごめっ…ちょっと、気分悪いから保健室に行ってくる……っ」
「ひかるっ!!!」
菜摘が心配そうに私の名前を呼んだけど
私はもう限界で。
もう、喋ったらきっと、
涙が溢れてしまいそうで。
とりあえず、走った。
保健室の先生なら
泣いたって理由を聞かずにベッドに寝かせてくれる。
今まで何度も保健室のベッドの上で授業をサボったこともあるし。
「…うっ……ふぇっ……」
走っている途中でもぅ涙が溢れてきた…
"ドンッ"
「ごめんなさいっ……」
保健室の手間の廊下で人とぶつかった。
「なんで、泣いてんの…?」
「……うぅ~~」
「!!! 何!?とりあえず、保健室入る?」
コクコクと頷いて保健室に入る。
涙でぼやけて見えなかったけど、
この優しい声は、絶対
平井君だ…。

