きっと好き




「…やっぱり、なんか…悲しい気持ちはあるけど、言いたい事は言ったしね。
スッキリしたって感じ。」



私が笑うと美緒はさらに泣き出した。



「…ひかるがそう言うなら、あたしらは何も言えないじゃんね。」



菜摘は何故か生チョコをグサグサと爪楊枝で刺しながら美緒に同意を求めた。



「……なにしてんの?」


「ん?これ??神谷。」


「「………。」」





…ほんとに、菜摘は
こういう事を真顔で言うから怖い。





「…えいっ」


すると美緒も爪楊枝を生チョコに刺した。



「…ほれ。」


“お前もやっとけ”と、菜摘が私に爪楊枝を差し出す。




「………ぶはっ」


耐えきれなくて、私は吹き出した。



「あははっ…あー、二人ともおかしいっ…!!」




笑いながら私も爪楊枝を受け取って生チョコに刺す。



「よーし。よくやった。」

「神谷クンなんて、穴だらけにしてやるぅ!!」

「あはははっ ぐちゃぐちゃじゃんっ」




…こんなに笑ったのって
いつぶりだっけ…?








その後は2人とも神谷の話はしなくて

私も、もう神谷のことは考えたくなくて

ただバカな話をしながら
お菓子を食べていた。



私の携帯が震えるまでは。