その後はもう、ひたすら勉強。
携帯の電源はオフにして、単語帳や数学のワークにかじりついた。
でも、これはテスト期間に絶対取る行動だから、2人とも何とも思ってなかったみたいだ。
「ごめんね…ひかるが苦しんでるのに、気づかなかった…っ…。」
美緒はとうとう涙を流して子供みたいに泣いた。
「…なんで美緒が泣くの。」
笑いながらティッシュを美緒に渡すと、美緒は豪快に鼻をかんだ。
「……ひかる、なんでアンタは笑ってんの?」
「…え?」
菜摘の綺麗すぎる顔で睨まれると、親友の私でもビビってしまう。
「…ひかるがもっと悲しそうなら、苦しそうなら、神谷を殴って半殺しくらいにしてやろうと…」
「ちょ、やめようよ。物騒。」
菜摘の話を遮って、菜摘の口に"たけのこの里"を詰め込んだ。
モグモグしながらも、菜摘はまだ私を睨んでいる。
……菜摘の言いたい事は、わからなくもない。
自分でもわからないくらい
今、私は
スッキリした気分なのだ。

