きっと好き




神谷がチラッと私を見たから
慌てて目をそらすと


「照れ屋さん♪」

って言って
私の頬を突っついた。






「…やめろ。」




本当に、何考えてるんだろ…


















"プシュー"



「???」


神谷が降りる駅に着いたのに
降りる気配のない神谷を不思議に思って神谷の顔をジッと見た。


私が何を考えてるのか分かったのか


「送ってく。」


って一言だけ言った。


「そんなの、いいよっ
早くしないと…」


"発車しまーす"


「……あー」

「…ぷっ ホント、真面目なんだから」





…おいおい

そんな目するなよ






あんた、



顔はかっこいいんだからさ