ラブ☆パニック





「咲月、今日俺が迎えに来て驚いただろ?」
「あ…うん。だって、みんなが騒いでる所に居ると思ってたんだもん!」
「その時の状況、どんなだった?」

大和が少し楽しげに聞いてくる。

「どんなって…いきなり歓声が上がって、みんながそこにいきなり集まりだして…友達もアタシ置いてそこ行っちゃうしさ、1人だけだったんだよ? 超寂しかったんだけど」

不満を全部いってやった。
てっきり、貴方達の事で騒いでるのかと思ったよ…。

「でしょ?」
「ハハッ! レアだな」

ちょ、ちょっと…
2人共アタシの話、聞いてた?!!

シカト?
シカトしてたの…?!!


「咲月、プロの道目指してみれば?」
「へ? ぷ、プロ…?!!」
「ピアノ。とても心に響いた。感動した」
「え?!! アタシが?!!」

ぷぷぷ、プロ?!!
無理、無理、無理!!!