「えぇ゛~?!! 居たの?! 言ってくれれば良かったのにぃ!!!」
「や、あの時言ってたら、アタシやまちゃんに締め殺されていたよっ!!」
「まあアイツ、怒ったら怖いしな!」
そういいながら、レモンティーを口に含む。
「ってさ! アンタ伊集院君に手振られたの?!!」
ザワッ
一気にみんなの視線がこっちを向く。
「ばっ! ちょっ、声でかすぎだって!!!」
「あ…ごめんごめん。で? なんなのさ?」
「そ、そうだけど…?」
「ふえ~…。アンタラっキーだねぇ、気に入れられたんじゃないの?!」
そういいながら、コーヒーを飲む美和。
気に入れられた…?!!
「アンタ、大変になるよ~! 有名人に気に入れられたとなると。呼び出しとか毎日の様に喰らうかもねぇ…」
「えぇ゛?!!」
ガタンっ
あ、思わず立ち上がってしまった…。
勿論、みんなの視線はここに…。
「あ…す、すみません…」
アタシが座ると、みんなも元に戻った。
「毎日呼び出し?! ヤダっ!!」
困る!
そんなの困るよっ!!!

