「待ってよ! ヤメテっ!!」 「黙れっ!」 「美和っ!!」 「黙れっつてんだろーがぁ!!」 バシッ 「キャッ…」 「咲月っ!!!」 アタシは頬に衝撃を感じ、地面に倒れこんだ。 「矢追、関係ねぇ奴に手をだすな…」 水を汲んだ女に言われ、アタシを睨む女。 アタシの目からも涙が溢れてくる。 悔しい。 悔しい。 アタシの大切な友達をこんな目に合わせてっ… アタシの中で、何かがキレた瞬間、女が美和に水をぶっかけた。 「ヤメテェ!!!」 アタシは叫びながら、水を汲んだ女に体当たりをした。