愛しさは孤独の支配者

真緒「まぁそうなるな…………」

美月「どうするん?つるちゃんと景ちゃんが亜也に手ぇだしとるわけやから……つるちゃんは亜也と付き合い長いからしゃあないのもあるけど」
真緒「…そやな……」
亜也は剣とバイト仲間やったし。

亜季「……記憶書き換えられんように……な……」
真緒「……」


書き換える……



そんなことできるわけないやろ


























亜也ちゃんはまだ俺と手をつないでいる。

かわええ。
このままつきあってることにしてもえんやけど……

まだ様子みたるか……












亜也



景さんはあたしの手を握っている。


なにかを思う。

前にもあたしの手を握ってくれた。


「……っぼんやりと思い出せない」



いつもあたしの手を握ってくれていた気がした。


真緒さんと暮らす前……


「!」




あたしは景さんの手を離した。


景「?」
亜也「…………景さんあたしの部屋出入りしてました……?」
景「え?ホテルの?」
亜也「じゃなくて…………えっと」

そや、今こんなこと話してどないすんやろ……

あたしはすみませんと謝り、ライブハウスを出た。