剣は二人の後ろ姿を見つめていた。

























真緒、亜也




真緒「あの……いや特に用はないんやけど」
真緒さんはボリボリと頬をかいている。
真緒「あんまり剣に近づかん方がええ。また……なにされるかわからへんし」
亜也「……ご、ごめんなさい」

て、あたしなに謝ってんやろか……
でも今のなんやこの自然な感じ

真緒「亜也?」
亜也「……あたしもしかして真緒さんと一緒に暮らしてました……?」
真緒「!」真緒は目を見開いてあたしを見つめている。














真緒




真緒「……」
亜也は確実に思い出し始めてる

俺はホッとした。


なんて言う?
また亜也が体調を崩したらどうする?
そばにいてやりたいが
現実はそうさせてくれんやろ……



でも









景「二人でなにしてるのん~?」


真緒「!?」



















亜也













亜也「景さん……」

景「あ、そういえば真緒くん美月くんがよんどったけど?帰ってこぉへんとかいいながら」
亜也「?」

真緒「あ……忘れとった」