亜也「……」


あたし真緒さんと……

でもあたしは美咲と一緒にSadieを見たのが初めてで



亜也「……」




違う



あたしは


亜也「!」


ノックする音が聞こえる。

それでも真緒さんは起きない。


あたしはドアを開けた。と、同時に外へ引っ張られる。
亜也「!!剣さ」

剣「……」

ドアが閉まる。ドアはオートロックだ。 出れば鍵がない限り中にははいれない。


剣さんがあたしの腕をつかんでどんどん廊下を進んでいく。




亜也「つ……剣さ」
あたしは腕を剣さんから離した。


亜也「あたしSadieのこと剣さんから聞いて知りました」
剣「!」

亜也「剣さんとはバイト先が…一緒で…それから真緒さんたちメンバーさんたちを紹介してもらって」
剣「!!?」
剣は喋る亜也の口を自分の唇で塞いだ。

剣「っ」


亜也「っ!!……!」亜也は剣を押しのける。



亜也「剣さ……ん……」

っ……頭が痛い……無理だ……立っていることさえも……


剣「亜也!!?」










あたしはまたそのまま倒れた。