――――――――― 亜也



真緒さんがあたしの前で深刻な顔をしていた。

でもあたしはみんながいう


なにを思い出したらいいんや?



あたしは前、剣さんになにかされたん?


今は名古屋で剣さんにされたことで頭がいっぱいなんにどうしろって言うん









頭が





痛い





亜也「あたし……帰り……ます」
真緒「亜也……?どないしてん?」
あたしはあまりの頭の痛さに座り込んだで差し出された真緒さんの手を握っていた。





―――――――――――剣






剣「!」


なんやあれ……


なにしてんや……


俺の目の前に広がる光景が信じられなくて

亜也は具合がわるそうだった。



そのまま二人がこっちに向かってくる。俺は少し遠くで身を潜めていた。




剣「……」




まさか……


そんなわけ



ない




記憶が今更もどらなくたってええねん