――――――剣








剣「……」


なんで知ってんや



景くんから聞いたんやろか……



余計なことを



俺はまっすぐこっちを見ている亜也を見つめた。

剣「……」


確かに似てるのは間違いない。

いや瓜二つだ。


真緒くんが間違えるのも無理ない。


でもまた同じことを繰り返すんやろか

俺は



亜也までも殺ろうとしてるんか







―――――――――――――



亜也「……?」
剣「……確かに似てるけど俺はそれだけやないから」
剣さんはあたしの頭を撫でた。

亜也「……」


撫でる手が少し震えている感じがした。


























―――――――――――



あたしは部屋までまた帰る。

亜也「?」


部屋の前に誰かいる。



「…………?」
亜也「美月……さん?」


美月「おおー!!!やっと帰ってきた!!!」
亜也「なにかあったんすか?」
美月「いや……真緒さんが元気なくて……亜也ちゃん今までどこ言ってたん?」
亜也「ちょっと……」
美月「……そっかまだだめか……」