景「真緒くん亜也ちゃんに最初冷たくなかった?」
亜也「……」
あ、たしかに……
景「多分、戸惑ってたんやと思うよ」
亜也「……」
戸惑う……って
好きな女に似てたから……?
好きな女に似てたからあたしを見ていたと言ってたん?
好きな女に似てたから覚えてたと……?
なんや
あたし馬鹿みたいやん。
亜也「…………あたしそろそろ戻りますね」
立ち上がるあたしの手を景さんは掴む。
景「……殺(や)られないようにね」
亜也「?!……」
なに……言ってん……?
あたしにはまだその意味がわからなかった。
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自分の部屋に帰ってベッドに倒れ込む。
いまさっきの言葉なんやったん…………
景さんなにか知ってる感じやった。