剣さんがあたしを上から見下ろしている。

亜也「……!……やっ」














嫌や










お願い









ヤメテ












あたしん中に入ってこんといて
































真緒さん






























――――――――――――






真緒「……」

静かな廊下。


誰もおらんのかな。


美咲と別れたあと俺はスタッフが部屋を取っている階にきていた。

静まり返っている。
当たり前か。みんなおらんよな……





真緒「!!…………」


誰かが亜也のドアの前でうずくまっている。





真緒「……?亜也……ちゃん」























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亜也「……っ」

剣「……ほな会場いこか」


体が重い。

無理だ。口の中がべたつく。

剣「立てる?無理にシたから無理か……」


亜也「……」
当たり前やろ……く……


あたしは重い体を起こした。
そんなあたしの頭を剣さんはなでた。