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真緒「言ってくれてもええで」

美咲「!」

真緒「かまへん。言うて亜也ちゃんがどう思うかはしらん。けど隠しごとはしたくないねん。もうせんて決めてん」
美咲「……なんで……」

真緒「……なんでやろ」






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あたしはドッと肩を壁にぶつけた。
そのままへたり込む。

剣「な?真緒くんやって男やねん。美咲かわええしやりたくなるのも無理ないやろ?」
亜也「……」
それは認める。認めるけどまさか……真緒さんそんな……
















イヤや












亜也「!?」
剣「俺んが大事にしたる」

亜也「……帰ります」


あたしは剣さんの手から離れて部屋から出る。
そんなあたしの体を剣さんは後ろから抱きしめる。

剣「…亜也だって俺のことだけ考えてたらええやん……な?」

亜也「……」
だめだ離れる気力さえない


亜也「!」


剣「……」
あたしの手を剣さんは思い切りひっぱる。ベッドに叩きつけられたようにあたしはベッドの上に転ぶ。