亜也「…………」
部屋のドアはしまる。
あたしはベッドに倒れ込んだ。
涙が溢れてきていた。でもそのまま眠りにおちた。
このまま目をあけたら昨日のことなんてなくなってればいいのに。
真緒――――――
真緒「……」
俺はエレベーターを降りた。
喫煙コーナーに亜季くんがいた。
真緒「まだ起きてたん?」
亜季「……どこ行ってたん?……」
真緒「いや……ちょっと」
亜季「……」
真緒「……じゃあ俺部屋戻るわ」
亜季「……剣……下降りていったで」
真緒「!?」
亜季「ほんまに亜也のこと好きなら傍にいたら……?」
真緒「……っ」
俺はなにもいえず部屋に戻った。
好き……
俺は亜也が好きや
でも俺は
そんなこと亜也を前にして言えへん

