七階につく。


亜也「……お疲れ様でした。」


ドアが閉まる。

あたしは真緒さんの顔をみることなく部屋に戻る。


真緒さんがどんな顔してたかもわからない。
いやみたくない。



一体美咲となにを話したんやろ

一体美咲は真緒さんになんの話したん


だめだ同じような言葉しか頭に浮かばん


考えてるうちもカードキーが入らない。
手が震えて。
あたしは両手でカードキーを持とうとするとカードキーを取り上げられる。
亜也「!?」


カードキーを通してくれる。


亜也「真緒さん……」

真緒「…………」
真緒さんはあたしの頭を無言で撫でる。

真緒「泣かんでええねん」
亜也「!!」

嬉しすぎて涙が自然にこみ上げてきたことがわからなかった。


ぶっちゃけ真緒さんの顔は涙でぼやけてみえへん。

亜也「っ……すみません……大丈夫っす……」