剣さんの顔があたしに思い切り近づいてくる。
香水の匂いがする。
くっつきそうなぐらい顔を近づけてくる。
「なにしとん」
あたしの体はいつのまにか真緒さんの腕の中にあった。
亜也「!!?」
剣「……」
剣さんは寝たフリをしている。
真緒さんは何故かせまいのにあたしと剣さんの間に移動してきた。
(高速走っているのに)
また車内が静かになる。
亜也「……」
でもあたしにとって嬉しかった。
剣さんはなんかまだ寝たフリをしていた。
パーキングエリアについてあたしたちはみんな休憩をとる。
トイレにいくなど自販機で飲み物を買うなどそれぞれだ。
お土産屋さんなどはあいてなかった。
さすがに夜中3時は開いてない。
あたしはトイレにいって
車に戻る前に珈琲を買う。
美月「あー俺も俺も」
美月は勝手にボタンを押していた。
亜也「そんなぁ……美月さん」
ラッキーとか言いながら美月さんはダッシュで車まで行ってしまった。
亜也「やられた……」

