美咲「なにしてん?」

亜也「……仕事」
美咲「は?仕事?(笑)」

亜也「美咲は……まだ通ってたんや」
美咲の顔が見れない無理や

美咲「仕事で休みが取れたら極力いくようにしてるけどな。それよりこんな使えないスタッフでよく受かったな」
亜也「いっ!!?……」
美咲はあたしの腫れている足を蹴る。
美咲「真緒さんに手出してないやろな?」

あたしは美咲を見上げるがなにも言えなかった。

亜也「美咲……まだ剣さんと」
美咲「スタッフになって近づこうやなんてほんま卑怯な女やな」
亜也「……っ」

そういわれてもしょうがない……
美咲「あんたがバンギャやて知ったらどんな顔するんやろな(笑)」








「亜也?」

亜也「!!?」

美咲「!」



真緒「おまえ足大丈夫なん?」
亜也「あ……はいすぐいきます」
美咲「真緒さんお疲れさまでーす!!あんな頼りないスタッフさん大丈夫なんですかー?」
亜也「……」
あたしはなにも言わずに中に入る。
振り返えらなかった。




真緒「頼りないけどちゃんと仕事はしてるねん。悪くいわんといてな?じゃあライブ楽しみにしててな」

美咲「はーい」