「……」
亜也「……？」
あたしのすぐそばにもう一つの足。
真緒「……どないしてん？」
亜也「……真緒さん……」
なんでここにいるんやろ真緒さん。
真緒「なにかされたん？」
亜也「！」
あたしの肩をがっつり掴んでくる真緒さん。
亜也「え……いや……大丈夫っす。」
「なにしてんの？二人で」
剣さんが部屋から出てくる。
真緒「亜也ちゃんが遅いから呼びにきてんやん」
亜也「……遅れちゃいますからいきましょう」
真緒「……」
剣「……なるほど」
会場に先についてスタッフはいつものように準備する。
メンバーの車もその後につく。 その時にファンの子たちが差し入れをメンバーに渡すため走ってきていた。
亜也「！？…………」
美咲……？
あたしの目は真緒さんに差し入れを渡す美咲が映っていた。
亜也「……」
まだ通ってたんや。
美咲は剣さんの繋がりやった。
