剣「いっ……!!」
亜也「あっ、すんません……」
剣「……っ」
剣さんはぼーっとしたまま布団にまた潜り込もうとしていた。
亜也「ちょ、剣さんもうすぐ時間なんすよ!!!」
あたしは剣さんの体を揺らしたが返事はない。
もう寝たのかとあたしは携帯を取り出して電話をかけようとする手を掴まれる。
剣「……」
亜也「っ!あ……あの……」
あたしの上に何故か剣さんがいる。
ちょうどベッドに押し倒されている体勢だ。
剣「……?やっぱり見たことあると思おたら」
亜也「!」
剣さんはあたしの顔に思い切り顔を近づけてくる。
剣「……バンギャだったんやね」
亜也「っ!!?」
あたしは目を丸くして剣さんを押しのけてベッドから離れた。
亜也「じ、時間すぎちゃいますから急いで準備……お願いしますっ、外で待ってます」
あたしは俯きながら早足で剣さんの部屋を出た。
剣「……図星……やな」
ドアをしめてもあたしの心臓は早さを緩めない。
亜也「っ……」
バンギャ……