あたしバンギャです。
いや正確にはバンギャでした。
みんななは内緒やけども。
「亜也ちゃん?」
亜也「!っ……あ、お疲れさまです!!!」
なんだびっくりした真緒さんか
真緒「……ミーティング終わったん?」
亜也「はい。真緒さんはなにしにきたんすか?」
真緒「暇やからホテル徘徊してん(笑)」
亜也「外寒いっすもんね(笑)」
あたしは自販機から出たジュースを取りながら言った。
真緒「亜也ちゃんやっぱり俺みたことあるわ」
亜也「?」
は?
真緒「い、いやいいや。おやすみな」
亜也「え」
真緒さんはあたしの頭をポンっとたたいてエレベーターに乗り込んでいった。
亜也「……」
みたことある?……ってなにが?
翌日朝起きて遅刻している剣さんを起こしにあたしは部屋に向かった。
亜也「……?」
まずノックする。
返事はない。
亜也「剣さーん!!!!」
返事なし。
死んでんちゃうか
いやんなわけないか
もう一度あたしは剣さんの名前を呼びながらノックしようとするとドアがいきなり開いた。
あたしのノックしかけた手がちゅうど剣さんの胸あたりにあった

