亜也「ここで大丈夫ですか荷物?」

「ああ大丈夫。車いって、機材の上にあったもの持ってきてもらえる?」

亜也「わかりました!!」











あたしはマネージャーから鍵をもらって盤車まで走る。









亜也「!!!?」

「!!っと危な(笑)」
曲がり角をまがったすぐにバンドのメンバーの美月さんがいた。
亜也「す、すみません」
美月「危ないで!!廊下は走ったらあかんてな(笑)」

はははと笑いながら美月さんはあたしの頭をポンとして去っていく。

亜也「……」

ここ、廊下じゃなんですが



とりあえずあたしは急ぐ。

あたしが事務所に入って勤めだして結構日がたつ。

最初はほんと機材やら楽器やら重くては大変だったけどわりかし今は平気だ。

と、いうより今はそういうの男のスタッフの仕事になってるからやらないけど飲み物や衣装とか準備するのは大体あたしがやることになっている。




バンっとドアがしまる。


盤車から出てきたのは亜季さんだ。



亜也「お疲れ様です。忘れ物ですか?」
亜季「……あぁ……あんたか」

亜也「……」

そうです。亜季さんはあたしのことはいつまでもあんた呼ばわりなんです。←まぁいいんですが(笑)