と、過去を振り返ると声をかけられた。
『美璃亜ちゃんだよね。』
「ぅん、まぁ」
『俺、杉浦充』
「どうも・・・」
その、杉浦充ってヤツは
金髪で顔立ちはまぁまぁいいと思う。
てか、この男軽い。
うざい。かまうなって感じ。
正直言うと。
ちょっとめんどくさくなって直希に小声で話しかける。
「ねーうざい。あいつ。」
『あ?』
「あの、充って人。」
『あぁ、アイツお前のこと狙ってるらしいぜ?』
「は?!だから、さっきも言ったけど・・・。」
『友達からでもいいじゃんか!』
「勝手に決めないでよね!」
『いいだろ?相談に乗ってくれたお返し。』
「はぁ。」
『まぁ適当に対応してていいから。』
「つか私口悪いし。」
『ああ、知ってるよ。』
「知ってんなら!」
『別に、口悪くても中身が良かったらいいんじゃね?』
「そういう問題じゃなくて。」
『はいはい。俺は繭莉ちゃんにアピールすっからあとは。じゃぁね。』
「え?ちょっと!」

