私は校門前まで急いでいく。
って言ったって
これが私の速歩き。
まぁ歩いてると一緒。
校門前に着いた。
もうすでに直希はいた。
『美璃亜!おせーよ!』
と怒った。やっぱり。
いつも直希は時間に厳しい。
てか、集合時間ぎりぎりにメールしたのはお前だろ!?
とぶつぶつ心の中で言いながら
カラオケへ向かった。
私はこの空気になじめなかったので
ずっと携帯をいじる。
だって、まだ入学して1週間くらいだよ?
こんな空気なれるわけないじゃん。
はーあ。
友里絵に会いたいなぁ
友里絵とは私の大の大の大親友。
美樹とは正反対の超良い子。
大好きである。
美樹は中3んときダチだったんだけど
突然引っ越していなくなった。

