「ふぁ~あ」

私、廣崎美璃亜(ひろさきみりあ)

今日もいつも通り学校へ向かう。

学校なんてかったるくて行きたくない。

そんな思いを持つあたしが唯一

自分が自分で入れる場所・・・

屋上。

風も気持ちくて、何より人目につかない。

私は高校生(一応)

志望高校に落ちて、不良高校に通う1年生。

周りは金髪とか赤髪とかスキンヘットとか

いろんな髪型のひとてか、

個性豊か?

そんな周りに私は溶け込めなくて

いつもここ屋上で授業をサボっていた。

どうせ、親もいないし楽な生活を送る

ごく普通の高校生。だと思う。

「よいしょ。」

と体を起こして屋上から出ようとした。