「流石イケメンさん。彼女とイチャついてたんだ?」 劉鳳の悪口を言った仕返しと言わんばかりにニヤニヤしながら茶化す。 「あ゙?何言ってやがんだ」 「リョウちゃん?」 パタパタと足音を立て、奴の後ろから姿を現したのは、エプロン姿の可愛らしい女性。 「まあ!芹那‐セリナ‐ちゃん、よく来てくれたわね!」 「智恵美‐チエミ‐さん?!」 なんてこった。 母さんのダチが、結城と同じ家から出て来るなんて…。