「なぁ裕也。俺たちはなんで9月に水着を着てるんだ?」

「…知らねぇよ。美由希が持ってこいッ!!って言うからだろ…」


波の音
青い海
少し冷たい空気

俺たち3人は少し遠くの海に来ていた

それも2泊3日
旅館に泊まってだ


「……てかなんで海なんだよ」

裕也に聞いた

「……ウルセー。とりあえず海見たいだけだったんだよ。泳ぎたいなんて思ってねぇし」

裕也はそう言いながら砂浜に座った


「だからって…。なんで泊まるまでしないといけねぇんだよ」

俺もそう言いながら座った

砂浜は少し温かい


「おまたせ〜♪」

そんな時、美由希が水着に着替えてやってきた


そしてそれと同時に裕也の体がビクッてなったのを、俺は見逃さない