「男祭りなんて興味ないの〜♪私は女の子〜♪
な・の・に〜♪
何で?
何でなの〜♪」


放課後
私は裕也と一緒に帰るコトにした
でも裕也は何か変
保健室で鼻をつまんだ日からだ


「……何、その歌」

階段につながる長い廊下を歩きながら、裕也がちょっと引きぎみに聞いてきた

私の居残りのせいで、ちょっと遅くなった
だから私たち以外いない


「これ?これはね、『THE☆男祭り』!!」

「意味わかんねぇから!何で男祭りなんだよ」

裕也はそう言いながらも、笑っている


「え、なんとなく♪」

「何だそれ」