キケンな恋の方程式【完】

ボォワワ・・・って顔が赤くなるのが、わかる。


あたしの気持ちなんて、お見通しのクセに、


「あれ?
違うの?」


何も応えられないあたしの頬を両手で包み込んで。


「あーあ。
雫。
顔も耳も、こんなに真っ赤。
なのに、まだ、素直になれないの?」


聡は意地悪そうに口の端を歪め、あたしの頬からスッと手を離した。


そのひんやりした空気に


遠ざかる聡の後ろ姿に


「や・・・やきもちだよ。
悪い?」


つい
思わず
叫んでいて。


きゅっ。


あたしは聡の背中にしがみついた。