「・・・?」


いったい、何だっつーの?


手の中の紙を見ても、何のことか、さっぱりわからなくて。


「これ、勉強に役立つ?」


うーん。
わかんない。


何かのチケットみたいなんだけど、これって・・?


首をかしげて立ち尽くすあたしを見かねたのか、



「あー!
もう!
お姉ちゃんは、しょうがないなぁ」



大きなため息をついて、



「たまには、勉強から離れようよ」



聡がトコトコ戻ってきた。