キケンな恋の方程式【完】

ケホケホケホ・・・。

砂埃が舞い、
顔の前で手を振るあたしを面白そうに見下ろした後、

黒あくまは、目の焦点を遠くに合わせ、


「聡のファンは半端ねぇからなぁ」


ボソッとつぶやいて、
真剣な顔を見せる。


でも、その顔はほんの一瞬で。


次の瞬間には、


いつものドス黒い笑みに変わり、


「俺のファンならともかくな?」


あたしの鼻をつまんで、
ギュッと引っ張った。