キケンな恋の方程式【完】

歯をイーっと見せて、ムカつきを表現するあたしを鼻で笑い、

黒あくまは腰をかがめ、あたしのローファーをコンクリートに置いた。


そして
自分の下駄箱をのぞいて、


「あーあ。
それに比べて。
俺は人気ねぇみたいだな」


両手を広げて、
さもがっかりしたかのように肩をすくませ、


「ムカつくから。
おまえ。
それ、よこせ。
おまえにファンからのプレゼントなんて、
100年早い。
俺様がもらってやる」